最近、たくさんのAIが登場していますね。
その中の一つ、NotebookLMについて「何ができるのか」と「特徴」について概要を簡単にお伝えしていきます。
街のおじさんが会話の中で分かりやすく教えてくれる雰囲気でお伝えしますから、どうぞ最後まで読んでみてください。
「イメージ」NotebookLMってなに?
AIのことについて知りたいと思ったらまずはイメージを持つことが大切です。
頭の中でどんなものなのかを描けてこそ、それは知識となって利用可能になるんです。
じゃあ行きますよ。
NotebookLMは、あなただけの特別な図書館みたいなもの。
そしてそこにはあなた専用の司書がいると思ってください。
そんなイメージでNotebookLMをとらえてみてください。
例えば、歴史のレポートを書くとき、図書館でたくさんの本を借りてきますよね?
でも、全部読むのは大変だし必要な情報を探すのも時間もかかって一苦労です。
そんな時に自分専用の特別な図書館「NotebookLM」があれば、読みたい本を数冊をアップロードするだけで、AIが自動で内容を要約してくれたり、質問に答えてくれたりするっということなんです。
例えばこんなことができる
(例1)歴史のレポートを書くとき
フランス革命について調べたいなら、関連する本を何冊かアップロードして「フランス革命の原因は?」と質問すれば、AIが数冊の本の内容から必要な情報をまとめて教えてくれるんです。
(例2)英語のプレゼン資料を作るとき
難しい単語や表現が出てきても大丈夫!
NotebookLMに複数の資料を読み込ませて質問すれば、わかりやすく解説してくれるし、自然な英語表現も教えてくれます。
(例3)小説を書くとき
時代小説を書いている時で江戸時代について調べたいときなどは、歴史資料を数本アップロードして「江戸時代の武士の暮らしは?」などと質問すれば、AIが詳しく調べて教えてくれるんです。
(例4)議事録の内容確認したいとき
議事録をNotebookLMにアップロードしておきます。
その後、「この資料の結論は?」とか「この会議で決まったことは?」なんて質問をすると、議事録の内容からAIがさっと答えてくれます。
(例5)長文の「まとめ」が欲しいとき
「ちょっと読むには長文すぎて時間がかかりそうだな」なんて思ったことはないでしょうか。
そんな文章があった場合にもNotebookLMを使うと比較的短い時間でその内容を理解することも可能になります。
長文をNotebookLMにアップロードしてから「この文章の要点を簡単にまとめて」と頼むと、要点だけを分かりやすくまとめてくれます。
まとまった要点の文章で全体像を把握してから、細かい部分を長文の中から理解していくようにすれば段階的に長文の中身を理解していくことが出来ますよね。
この様に長文理解を段階的に、しかも短時間で行うことも可能になるのです。
「特徴」NotebookLMのスゴイところ
以下にNotebookLMの主な特徴について簡単に説明いたします。
無料で多機能である
現時点(2024年11月時点)では無料になっています。
将来的には有料のプランも出てくる可能性はあります。
そして要約や質問の回答、メモ作成などいろんなことが出来る多機能で便利なAIツールなんです。
初期設定に苦労がない
NotebookLMの「使いやすさ」が感じられる特徴は初期設定がほとんど無い点です。
よくあるアプリの初期設定というものがほぼありません。
難しい言葉で設定作業が中断してしまうようなことは起きづらいという事なのです。
パソコンで思うままに文章を打っていく感覚のままで利用が始められます。
もちろん、慣れてくればテクニック的な要素が出てくることはあります。
他のAIツールと比較してハルシネーションが起こりにくい(より正確で信頼できる情報をくれる)
あなたがアップロードする資料だけから回答を考えてくれるのでデタラメな内容で答えが出てくることは少ないです。
chatGPTやGemini、その他のAIツールは膨大な情報を学習していてその中から無理矢理にでも答えを導き出そうとします。
そのために場合によっては間違った情報を作り出してくることも珍しくはありません。
これはハルシネーションといいます。
ですがNotebookLMは利用者がアップロードした資料だけから回答を作り出そうとするので、より正確であると言えるのです。
利用者は間違った情報や嘘の情報に惑わされることも少ないです。
そのため安心して利用が出来るというところが最大の利用すべきポイントなのです。
(けれども、現段階では完全にハルシネーションが起こらなくなったとはいえないので、正確さのチェックは人間も行うべきだと思っていた方が良さそうです。)
アップロードした資料のプライバシーが守られる(プライバシー保護機能)
あなたがアップロードした資料の内容についてはGoogle側から見られることはありません。
あくまでもデータとして扱ってプログラムが利用するだけになっています。
そのために他の人から資料の内容が覗かれてしまうといった心配はないということにもなります。
「アップロードされた資料や情報は、AIモデルの訓練には使用されない」とGoogleも言っています。
いろんな種類(型)の文書を扱うことができる
NotebookLMはテキスト文書だけでなく、ウェブサイトのURLやPDFファイルまで、いろんな種類(型)の文書情報を覚えてその内容を扱うことが出来ます。
NotebookLMが勝手に理解してくれる
あなたがアップロードした情報を、NotebookLMが自動で読み込んで理解してくれます。
そのためにアップロードした情報の内容については、自分で全部を把握している必要はありません。
(ただし、現時点ではAIは誤解していることもあるので最終的には自分のチェックを怠らない姿勢は必要です。)
普段使っている言葉で質問や指示ができる
「簡単に説明して」
「専門用語を使って説明して」
などのようにNotebookLMに対して日常的に使う言葉で指示をするのです。
AIから出されてくる回答の形式も自分が望んだものにしていくこともできます。
「会話調にして」とか「学術論文形式で」などですね。
NotebookLMの利用開始はどうやってやる?
以下の手順でNotebookLMを利用することができるようになります。
利用開始の手順
- アカウントを作る=>Googleのアカウントがあればスグに使えます。
- NotebookLMのサイトに行く=>https://notebooklm.google.com/
- ノートブックを作る=>初めに自分専用のノートブックを作ります。
- 資料をアップロード=>まとめたい資料や調べたい情報をアップロードします。
- 質問する=>知りたいことを質問します。
実際に触ってみれば難しくないことはわかると思います。
もう少し詳しく知りたい人のために
興味が出てきた人のためにもう少しだけ詳しいことをお伝えしておきます。
Gemini 1.5Pro搭載
このAIは、Googleが開発した最新のAIモデル「Gemini 1.5Pro」を搭載しています。
とても賢く、自然な文章で会話ができます。
無料版のGeminiよりも高機能な性能(LLM)を使うことができるのです。
↓↓↓これらの「NotebookLM」について書いているブログも大変参考になりました。ありがとうございます。
NotebookLMを使う上での注意点
AIが生成した情報は、最終的には必ず自分で事実であるかどうかを確認するようにしましょう。
NotebookLMはハルシネーションが少ないとはいえ、やはり最終的な人間のチェックは必要でしょう。
思いも寄らない結果で失敗することがないように事実関係の最終チェックは必ず行うことを心がけたいものです。
【まとめ】NotebookLMの基本的な機能と特徴(AIノートのスゴイところ)
NotebookLMは、あなたの提供した情報を記憶して、あなたの仕事や勉強、その他趣味などについてもサポートしてくれるAIの秘書のようなものなのです。
「AIって難しそう…」と思っている人も、日本語の言葉を使って簡単に使い始めることができるのです。
使いこなしていくほど利用価値を実感できるはずです。
これからはAIもどんどん使いこなしていかないといけない時代に入っています。
苦手意識を持つのは最初だけなので、NotebookLMを自由自在に使いこなせるようになるまでトライしてみてください。
AIを新しい小道具の一つとして活用して今まで以上に楽しい生活をお送りくださいね。
それではこの辺で。
ここまで読んでいただきまして誠にありがとうございました。
嬉しい楽しい、ついてます。
感謝
泉水善光