カジキマグロはマグロじゃないです。
カジキマグロってご家庭でもブリとならんでよく使われているのではないですか?
塩焼きや照り焼き、その他にも色々と使えて便利なお魚の切り身だと思います。
実はこのカジキマグロってマグロじゃないのご存知でしたか?
魚屋でもカジキマグロっていって売ってたりしますが、正式な呼び名ではありません。
ではなんて呼んだらいいのか?
っとおもうでしょ!
正式にはカジキと言います。
正式には「カジキ」っというのが正しいのです。
これはもう学者さんたちが調査の末、決定したことなのでどうしようもない事です。
それでも、そんな事関係なしにカジキマグロって呼ばれていたりしますよね。
これは、今までの習慣っていいますか、カジキマグロって呼び続けてきたからその名残りとでも言っておきましょうかね。
それではどんな経緯でカジキがマグロと呼ばれる様になったのかを魚屋の目から見て推測してみました。
これはあくまでも個人的な推測ですからね。
書いた内容に責任を持つって事は出来かねます。
大体、勉強が嫌いな人間が書いているので、その辺はご容赦くださいまし。
面白そうだっと思ったあなただけが読んで頂けたら嬉しいです。(老人なんで難しいツッコミは禁止させて頂きま~す!)
カジキはなんでマグロと呼ばれてきたのかを推測してみた。
それでは推測を開始~!!!
カジキって身体が結構大きいんですね。
つのが生えていてね(上顎が角になってます。)、角を含めると体長は4メートルを超えるものも出てきます。
体重だって300kgを超えたりします。
市場に入荷してきた時に身体が大きくって身質もマグロに似ていたのでマグロとして扱われた可能性もある。
こんな大きな体なのでね、市場に入荷してくると大きな魚はマグロがほとんどですので、カジキもマグロとして扱われたかもしれません。
身の色だってマグロに似ているし(少し白っぽいだけ)食べたら味はマグロに非常に近い気がする。
マグロ問屋さんも最初はマグロであるっと思って扱ったかもしれません。
大きなお魚を扱うのに慣れているマグロ問屋さんも抵抗なく仕入れて取り扱う事が出来たのではないでしょうかね。
このマグロは美味しいよって魚屋にも寿司屋にもオススメしていた事も考えられます。
マグロ問屋の店先にあるカジキをみて魚屋や寿司屋がマグロの種類だと勘違いした可能性もありますね。
そして、問屋さんが仕入れたカジキが市場の店先に並ぶことになる。
市場の問屋さんには魚屋や寿司屋などの商人が訪れます。
その時に問屋さんの店先に並んだカジキが目に入る事になります。
この時に既に魚屋や寿司屋の頭の中には誤解が生まれているのではないでしょうか?
マグロ問屋で売ってる魚はマグロだろう!
そうだ、マグロに違いない!
これはカジキマグロだ!
って事になっていったのではないですかね。
更に更に勘違いは続いていったのではないですか?
魚屋ではカジキマグロはマグロの種類だっと言って売ってしまう。
市場から仕入れたカジキを売りさばく時にはオススメが上手く出来る方がいいわけです。
カジキはマグロの種類だと思ているので、
「このマグロはね、とてつもなく旨いよ!へい、らっしゃい!」ってオススメもした可能性もあります。
魚屋がマグロだって売ってるから、買うお客様もカジキはマグロだって思いますよね。当然ながら。
カジキを買ったお客様はマグロを買ったと思っているからそのまま伝えてしまう可能性も高い。
カジキのお料理が済んで食事の際に、
「お母さん、このお魚なに?おいしいね!」っとかの団欒がありますでしょ!
お母さんだってマグロを仕入れてきているつもりだからマグロのお料理方法をするし、家族から質問があれば、
「これはマグロよ!カジキマグロ!」って事になりますよね。
「ふう~ん!カジキマグロか~!」ってなことになる筈です。
昔は大人のいう事をそのまま信じる子供も多かったですので、「カジキ」は「カジキマグロ」って名前で頭に記憶されていったのではないでしょうかね。
親から聞いたけどスマホで調べ直してみるなんて子供はいなかった。スマホとかもなかったですし。
後は親から子へっと語り継がれていって今でもその名残りがあるのではないでしょうか?
っとまあ、勘繰れば勘繰れるもんでね、人の誤解が何の疑いもなく連鎖していった呼び名なのではなかったかっていうのが私の推測なんでした。
ふぅ~~~(*^-^*)
よく見かけるカジキの種類
スーパーでもカジキは沢山売られてますよね。
冷凍のカジキもあるし、生のカジキだってあります。
大体はメカジキか真カジキだとは思います。
黒皮とか呼ばれているものも中にはあるみたいですけども、味はあまり良くなくって置かない店も多いと聞きます。
メカジキ
一般的に多いのがメカジキというやつです。
身質は白っぽくって脂がのってます。
腹身という場所の切り身なんかはマグロでいえばトロの部分なんでジューシーで照り焼きなんかしたらもう最高です。
腹身はあとは煮て食べたらメチャ旨ですね。
背中の方の身も脂はのっている事も多くって、刺身、照り焼き、フライ、ソテー、蒸し物っとかにも使えて美味しい。
メカジキは大きなお魚だからね、切り身にした時に骨を避けて切るから食べやすい。
だから、お客様も喜んで買っていくのでしょう。
ただ、冷凍になっているメカジキってありますが、
ものによってはお料理した時にゴムの様に変化してとてつもなく固く感じるものもあります。
生の方が美味しいと言えますね。
真カジキ
こちらは、メカジキと同じようにも使えますが、鮮度の良いものはお刺身が美味しいです。
脂分もそこそこで、刺身で食べた時のあのネットリ感は病みつきになりそうです~
やはり、この真カジキはお刺身が最高に旨いと思います。
昔、市場に来ていた魚屋さんのオジサンがね、
「白くないマグロなんてマグロじゃあないよ!」なんて言っていたとキングはよく言ってましたよ。
結局はそのオジサンは言っている事は間違いな訳ですけども、味は確かにマグロよりも濃厚で旨いですね~
その他のカジキはあまり見かけないかも
その他にもカジキの種類はあります。
シロカワといわれるものやクロカワと呼ばれるものもあります。
でも、ほとんどは加工用だったりします。
そんな訳で、これらのカジキはあまり見ないと思います。
まとめ
どうでした? 私の推測。
これが100パーセント当たっている訳はないとは思います。
ですが、人の記憶が何の疑問も持たずに受け継がれてきたってのが有力ではないかなぁ~って思うのです。
今でこそ正しい(であろう)知識はスマホやタブレット、パソコンなどから簡単に引き出すことが出来る時代になりましたがね。
ネット検索ってのも2020年の今から逆算しても20年とたっていない訳で、私たちは疑いもなく大人のいう事や専門家のいう事を鵜呑みにしてきたわけです。
だから、どこで間違いが発生したのかも分かりませんし、間違っていること自体も知らなかったってのがあると思うのです。
そんな訳で私の結論としては、疑いを持たないで間違った知識が広まってしまっていたという事に致したいと思います。
ここまで読んで頂けてありがとうございました。
いつも、感謝しております。
幸せです。
泉水善光