富士山の登山料導入をめぐって、環境保護と観光活性化の両立が大きな議論となっています。
2024年夏から山梨県側の登山口で1人2,000円の通行料が徴収されることになり、SNSでは賛成派と反対派の意見がぶつかり合っているんです。
さてこの登山料は一体どうして設定されることになったのでしょうか?
そのことについて調べたのでお伝えしてまいります。
どうして富士登山に登山料が必要になったのか?
2008年の夏シーズンには、過去最多の登山者がこの名峰を訪れました。
しかし、その一方で、ごみの不法投棄や登山道の損傷、トイレの許容量オーバーなど、自然環境への深刻な悪影響が懸念されたのです。
このことから、富士吉田市の堀内茂市長が「将来的には富士山の自然環境を保全する意味でも『入山料』を取ることを検討する必要がある」と発言し、議論の火付け役となりました。
その後、富士北麓6市町村の首長会議で各自治体が登山料の導入を目指すことで合意し、具体的な検討が進められていきました。
環境保全や登山者の安全対策を図るため、入山料(協力金)の徴収制度を導入することになったのです。
1-1.富士山への弾丸登山とは
「弾丸登山」というのは、山小屋に宿泊せずにご来光を目的にするものです。
富士山に一気に登り、ご来光が見れたらそのまま下山する登山のことを指します。
この行為自体には問題はないものの、弾丸登山をする人数が異常に増えてしまったというのが問題視されているのです。
弾丸登山する人が増えてしまい混雑や環境破壊の要因となっている事が問題になってしまいました。
これらの人々に対しての策が必要であると議論がされたのでした。
富士登山の登山料はいくらなのか?
2023年時点では、正式名称が「富士山保全協力金」で、金額は原則1人1,000円となっています。
ただし、任意の支払いとなっております。
しかし、2024年の夏からは山梨県側の5合目登山口で、通行料として1人2,000円を徴収することが決定しました。
この通行料は、静岡県などで任意徴収の「富士山保全協力金」とは別になるということですね。
富士山への登山料に対するSNS意見のまとめ
このように登山料の値上げが決定したことに対し、SNSでは様々な意見が書き込まれています。
「2,000円では安すぎる。5,000円や1万円の方が適切だ」との意見が多数を占めました。
また、「外国人登山者と国内登山者で料金を変えてはどうか」という案も出ていました。
さらに、「地元住民への配慮」や「混雑抑制の観点から更なる値上げが必要」との指摘もあり、様々な視点から議論が交わされたようですね。
一方で、「2,000円は高すぎる」との意見も一部ありました。
まとめ
富士山への登山料導入は、自然環境の悪化や混雑といった問題に対処するために検討されました。
2023年は任意の「富士山保全協力金」1,000円でしたが、2024年夏からは山梨県側で通行料2,000円が別途必要なことになりました。
この値上げについて、SNSでは「2,000円じゃ安過ぎる」「外国人と日本人で料金を分けるべき」など、さらなる値上げを求める声が多数を占めていました。
一方で「高すぎる」と反対する意見も出ていますね。
富士山の環境保護と適切な観光利用法、両方を実現するにはどうすればいいか。
登山料をめぐる賛成派と反対派の議論が大変白熱しているようです。
今後の動向が注目されそうですね。
それでは今回はこの辺で~
ここまで読んで頂きまして誠にありがとうございました。
嬉しい楽しい、ついてます。
感謝
泉水善光