去年(2024年)のウィンターカップで見た、鵠沼高校・大矢夏音選手のあのキレッキレのプレー、今でも目に焼き付いている方も多いのではないでしょうか?
バスケプレイヤーとしての経験がある方だったら、特に同じSF(スモールフォワード)だったら、
「うわ、ヤバ…!今のどうやったの!?」って、思わず声が出ちゃったんじゃないですかね。
2025年の夏、インターハイでの戦いも見事でした。
チームを全国ベスト16に導く大活躍。
3年生になって、さらにプレーヤーとしての凄みが増したように思ういますね。
高校最後の年を迎えた大矢選手。
私たちバスケファンが今、一番知りたいこと。
この記事では、まだ公式発表がされていない大矢選手の進路について予想をしてみたいと思います。
大矢夏音選手の圧巻のプレースタイル
大矢夏音選手のプレーには何か特別なものを感じますよね。
まず、公式記録として残っている事実から見てみましょう。
昨年のウィンターカップ2024、京都精華学園との2回戦で一人で28得点を叩き出したことは、多くの人の記憶に新しいでしょう。
そして、最終学年で挑んだ今夏のインターハイ2025でも、チームの絶対的エースとして攻守にわたり活躍し、鵠沼高校を全国ベスト16へと導いた。
ただ、彼女の本当の凄さは、こうした数字だけでは語り尽くせないと思うんです。
私が特に感心するのは、そのスコアリング能力の多彩さだ。
アウトサイドからの美しいシュートフォームは、私が若い頃に見た、ある名選手を彷彿とさせる。
かと思えば、一瞬のスピードで相手を抜き去り、ゴール下に切り込んでいくドライブの鋭さもある。
まさに「コートのどこからでも点が取れる」という言葉がぴったりだ。
そしてもう一つ、彼女のバスケIQの高さには目を見張るものがありますよね。
自分が点を取るだけでなく、相手ディフェンスを引きつけておいて、ノーマークの味方に絶妙なアシストパスを出す。
苦しい場面でも冷静にコート全体を見渡せている証拠ですよね。
この視野の広さこそ、彼女が世代トップクラスの選手と言われる所以なのではないでしょうか。
【進路を予想】大矢夏音選手の才能が最も輝く場所はどこ?
さて、ここまでは公式に発表されている彼女の輝かしい実績について振り返ってきました。
ここからは、これらの事実を踏まえ、彼女の進路についてを予想・考察していきたいと思います。
もちろん、これはあくまで私の個人的な見解であり、未来を約束するものではありませんよ。
大学進学の場合:心・技・体を磨く4年間
最も可能性が高いと思われるのは、大学への進学です。
高校トップクラスの選手が、関東大学女子バスケットボールリーグの強豪校へ進むのは王道ともなっているのでね。
その中でも、特に彼女のプレースタイルに合うのではないかと私が考えているのは、次の大学なんです。
- 白鷗大学
近年、数多くの日本代表選手を輩出している名門中の名門だ。
特にフィジカルとディフェンスを徹底的に鍛え上げる指導には定評がある。
大矢選手がここで4年間を過ごせば、世代No.1プレーヤーから、日本のエースへと成長する可能性を秘めているのではないだろうか。 - 筑波大学
国立大学でありながら、常にトップ争いを繰り広げる強豪。
戦術理解度の高い、クレバーな選手が多い印象だ。
大矢選手の高いバスケIQは、筑波大学の緻密なチームバスケットの中で、さらに磨きがかかるかもしれない。 - 拓殖大学
鵠沼高校の先輩である竹部心羽選手が今春に進学した大学でもある。
先輩のいる環境は心強いだろうし、スピーディーな展開を得意とするチームカラーは、彼女の持ち味を最大限に活かせる可能性があると感じる。
Wリーグ編:若き才能、トップリーグへの挑戦
もちろん、大学を経ずにWリーグ(バスケットボール女子日本リーグ)へ進むという選択肢もゼロではない。
過去にも高卒でWリーグ入りし、スター選手へと駆け上がった選手は何人もいますからね。
例えば、
渡嘉敷来夢(アイシン、元JX-ENEOS)
高校卒業後、Wリーグに進み、すぐに中心選手となりました。
圧倒的な身体能力で得点王・MVPを何度も獲得し、日本代表でも活躍しています。WNBA挑戦歴もあり、まさに「Wリーグを代表するスター」の一人です。
髙田真希(デンソーアイリス)
高校からデンソーにプロ入りしキャプテンに就任。インサイドプレーの強さで得点王・MVPを複数回受賞、日本代表でも中心選手として東京五輪銀メダル獲得にも貢献しました。
町田瑠唯(富士通レッドウェーブ)
高卒で富士通に入団し、チームの司令塔として活躍。アシスト力とスピードで数多くのタイトル獲得、WNBAでもプレーして注目を集めました。
大矢夏音選手が、もしWリーグを選ぶなら若手の育成に定評のあるチームや彼女と同じポジションの選手層を厚くしたいチームが手を挙げるかもしれませんね。
ライバルであり、仲間。同世代の注目選手たちの進路は?
大矢夏音選手(鵠沼/神奈川)は、U18日本代表やインターハイで全国の同世代トップ選手たちと激闘を繰り広げてきました。
彼女の「仲間でもありライバル」と言える主な注目選手たちの進路(2025年度高校3年生女子バスケ)についても現時点(2025年8月時点)では、まだ未定が多いようです。
大矢夏音選手と同世代の主な注目選手と進路
傾向と進路の特徴
- 多くのトップ選手が大学進学(強豪大学でのプレー)を選択する傾向
- 一部選手は実力・注目度によってWリーグやプロ入りも視野
- 高校バスケでの全国大会(ウィンターカップ・インターハイ)やU18代表経験者が、進路選択で互いに刺激を与え合っている
- この世代は「仲間でもありライバル」。進路選択は、互いの行き先を見ながら決断するケースもあり
まとめ:未来へのエール
さて、色々と予想を巡らせてきたが、現時点(2025年8月)で大矢選手の進路はまだ正式には発表されていない。
おそらく、その答えが明らかになるのは、高校バスケ最後の集大成である冬のウィンターカップが終わってからになるのでしょう。
今は静かに、彼女の高校生活最後の戦いを見届けますかね。
そして、どの道を選んだとしても、大矢夏音選手が、これからの日本の女子バスケ界を背負っていく大切な選手であることに変わりはないのだろうと思います。
若い世代のひたむきな挑戦を、心から応援していきます。
それではこの辺で。
ここまで読んで頂きまして誠にありがとうございました。
嬉しい楽しい、ついてます。
感謝
泉水善光