eスポーツはゲームの枠を超えた新しいスポーツとして注目されています。
一見ゲームに見えますが、実は高度なスキルと戦略を要する競技性があるのが特徴です。
世界的に人気が高まっており、競技人口は1億3,000万人を超えています。
日本でも徐々に認知度が高まりつつありますが、まだ発展途上の段階にあります。
eスポーツがどのような競技なのか、そして日本の現状について詳しく見ていきましょう。
eスポーツの正体
eスポーツ(イースポーツ)とは、コンピューターゲームやビデオゲームにおける競技的なスポーツのことです。
一見すると単なるゲームに見えるかもしれませんね。
しかしながら実はeスポーツにはスポーツとしての重要な要素が備わっているのです。
eスポーツは、単なるゲームではなく、
スポーツとしての要素を備えた新しい競技ジャンルなんです。
ゲームではなくスポーツ
eスポーツの中心となるのはゲームの中でも戦闘や対戦、シューティングなどの要素の強いゲームタイトルです。
一般社団法人日本eスポーツ連合(JeSU)によれば、eスポーツの条件としては以下の4つが重要視されています。
eスポーツと言えるには4つの条件があるんだね!
- 競技性 – ゲームの中で技術やスキルが試される要素があること
- 稼働実績 – 3か月以上のゲームとしての運営・販売実績があること
- 大会の継続 – 今後も定期的にeスポーツとしての大会が開催される予定があること
- 興行性 – eスポーツとしての大会運営が魅力的で、多くの観客を集められること
つまり、単なるゲームではなく、これらの条件を満たすことで初めて「スポーツ」として認められるのがeスポーツなのです。
世界中で人気
eスポーツはこのように、ゲームの枠を超えた新しいスポーツとして世界中で人気を集めています。
世界中のeスポーツ競技人口は1億3,000万人以上になるんだね。。
世界のeスポーツ競技人口は1億3,000万人以上にも上ります。
中でも、アメリカは約1000万人ものeスポーツプレイヤーがいて、世界大会にも数多く出場しています。
中国と韓国もそれぞれ約3,000人ずつのeスポーツプレイヤーがいます。
このアメリカと中国と韓国がeスポーツ大国と呼ばれています。
一方、日本の中で世界的な大会に出場したプレイヤー数は700人程です。
日本のプレイヤー数はまだまだ少ないね!
日本はまだ海外に比べるととても少ない状況です。
ただし、国内のeスポーツ大会の開催数が増えてきており、プロゲーマーを目指す若者も増加傾向にあります。
eスポーツプレイヤーの養成を行う学校なども増えてきているので、今後日本においてもeスポーツがさらに注目を集めていくことが期待されています。
eスポーツの観戦者数というのも、世界全体で約4.5億人にものぼります。
世界全体のeスポーツを観ている人数って日本の人口よりも多いんだね。。
世界中のファンはテレビやインターネットで中継される大会を熱狂的に視聴しています。
なぜeスポーツが人気なの?
eスポーツがここまで世界的な人気を集めている理由は以下の3つが考えられます。
高度なスキルが魅力
eスポーツではプロ選手の高度な操作技術やゲーム理解力が魅力となっています。
eスポーツでは、ゲームの中で高度な操作技術やゲームの戦略理解力が求められます。
プロ選手が披露するハイレベルなプレー内容は、観客を魅了するポイントになっているのですね。
オンラインで気軽に観戦
eスポーツの試合は、世界中の人が簡単に観戦できるのが特徴だね。
eスポーツの試合は、テレビやインターネットでリアルタイムに中継されることが多いです。
そのため、世界中の人が簡単に観戦できるのです。
好きな選手やチームを応援しながら、同じ関心を持つファン同士でコミュニケーションを取ることが出来るというのも魅力の1つになります。
高額な賞金
eスポーツの大会では、高額な賞金が用意されることも増えてきたよ。
eスポーツの大会では、しばしば高額な賞金が用意されています。
プロゲーマーとして活躍すれば、ゲームの腕前を武器に経済的な成功を収めることも可能になるのですね。
つまりeスポーツとはゲームの高度なスキル・気軽な観戦、そして高額な賞金といった多くの人を引き付ける要素が備わっているのが特徴なのです。
世界のeスポーツ市場
世界のeスポーツ市場規模はどデカいね!
世界のeスポーツ市場規模は2021年時点では1865億円まで成長すると言われていました。
現在は更に上をいっています。
主な市場はアメリカ、中国、韓国の3カ国で全体の59%を占めています。
まさに世界的な規模の市場になっているのがわかりますよね。
視聴者数も爆発的
2018年時点の世界のeスポーツ視聴者は3.8億人に達するとされていた。
それが2021年時点では視聴者数が5.57億人にまで増加すると予想も出るくらいに視聴者数は急激に増えてきている。
そしてアジア太平洋地域というのが世界の視聴者の過半数を占めるようになってきました。
数字を見ると、eスポーツがいかに世界で人気なスポーツなのかが理解できますね。
日本におけるeスポーツの現状
日本でもeスポーツは少しずつ広まりを見せています。
ただ、まだ海外に比べると発展途上の状況といえるのではないでしょうか。
日本のeスポーツ市場
2022年の国内eスポーツ市場は前年比127%の125億円に到達していました。
毎年前年を超えて市場規模は大きくなっています。
日本のeスポーツ環境
国内でのeスポーツの環境というのはどうなっているのでしょうか。
PCゲーム人気の低さ:eスポーツ参入の壁
日本では、PCゲームの人気が欧米諸国に比べて低く、スマホゲームやコンソールゲームが主流です。
これは、eスポーツ参入の大きな壁となります。
PCゲームは、eスポーツの競技タイトルとして多く採用されています。
しかし、日本ではPCゲームの普及率が低いため、eスポーツに興味を持つ人が限られてしまう可能性があります。
eスポーツは、PCゲームの競技性に着目したものです。
そのため、PCゲームの知識やスキルがないと、eスポーツを楽しむことが難しい場合があります。
根強いゲーマーへのネガティブイメージ
日本では、ゲーマーに対するネガティブなイメージが根強いです。
ゲーマーに対するイメージというのは、
- 運動不足や視力低下などの健康問題を抱えている
- 社会性を欠いている
といったイメージを持たれることがあります。
このようなイメージは、eスポーツの普及を妨げる要因となります。
eスポーツは、高い運動能力や集中力が必要とされる競技です。
しかしゲーマーというのは運動不足や視力低下などの健康問題を抱えているというイメージが根強いと、eスポーツに興味を持つ人が減ってしまう可能性もありますね。
グローバルで強いブランド力を持つ大手ゲーム会社:可能性の鍵
一方で、日本では大手ゲーム会社がグローバルで強いブランド力を持っているという強みがあります。
例えば、任天堂やカプコン、スクウェア・エニックスなどのゲーム会社は、世界中で多くのファンを持つ人気ゲームを開発しています。
これらのゲーム会社がeスポーツに参入することで、eスポーツの認知が高まり競技人口を増やすという可能性もあります。
【まとめ】eスポーツとはどんなものなの? ゲームとはなにが違う?
いかがでしょうか。
eスポーツは単なるゲームではなく、ゲーミング業界の中で確実に地歩を築きつつある新しいスポーツジャンルだという事がわかって頂けたのではないでしょうか。
これからも、その人気と市場規模は着実に拡大していくことが予想されます。
日本経済の新しい方向性としてeスポーツが発展していくことを願うばかりです。
それでは、この辺で~
ここまで読んで頂きまして誠にありがとうございました。
嬉しい楽しい、ついてます。
感謝
泉水善光