魔法のかまどごはん新聞紙以外でも使える？代用燃料と使い方を解説！

「魔法のかまどごはん」は、電気やガスを使わずに、新聞紙を燃料としてご飯を炊くことができる画期的な調理器具です。

そのシンプルさと、昔ながらのかまど炊きのような美味しいご飯が炊けることから、アウトドア愛好家や防災意識の高い人々の間で注目を集めています。

しかし、「魔法のかまどごはん」は、必ずしも新聞紙だけを燃料とする必要はありません。

この記事では、新聞紙以外の代用燃料に焦点を当て、それぞれの使い方や注意点について詳しく解説します。

災害時やアウトドアでの利用を想定している方はもちろん、普段使いを考えている方にも役立つ情報をお届けします。

「魔法のかまどごはん」新聞紙以外の代用燃料とは

「魔法のかまどごはん」は、新聞紙以外にも様々な燃料で利用することができます。

ここでは、主な代用燃料とそれぞれの特徴、注意点について解説します。

「魔法のかまどごはん」の公式取扱説明書で推奨されているのが、

牛乳パックやジュースなどの紙パック

です。

1リットルサイズの紙パックで、内側にアルミ加工がないものを使用してください。

500mlの紙パックは火力が異なる ため、推奨されていません。

牛乳パックだけでなく、ジュースやお茶、コーヒーなどの紙パックも利用可能です。

紙パックは燃焼効率が良く、手軽に使える燃料としておすすめです。

飲料が入っていたことで、若干の油分が残っている場合があり、それが燃焼を促進することもあります。

実際に「魔法のかまどごはん」を使用しているユーザーの中には、コピー用紙を代用燃料として利用している人もいます。

コピー用紙4枚で新聞紙1ページ分のサイズに相当するため、枚数を調整することで利用可能です。

ただし、コピー用紙は公式には推奨されていません。

燃焼時間が短く、火力が安定しにくいというデメリットがあります。

段ボールなどの他の紙製品も燃料として使用可能ですが、公式には推奨されていません。

段ボール紙 は長く燃えるため、安定した火力を得やすいというメリットがあります。

しかし、燃焼にムラが出やすく、火力調整が難しい場合があります。

その他の厚紙製品には、印刷インクやコーティングが施されていることが多く、燃焼時に有害なガスを発生させるリスクがあります。

「魔法のかまどごはん」は、特定の燃料で最適な火力を確保できるよう設計 されています。

そのため、公式に推奨されていない燃料を使用すると、以下のようなリスクがあります。

不均一な燃焼が発生しやすく、炊飯が安定しない。
熱が十分に伝わらない可能性がある。
有害物質が発生するリスクがある。

牛乳パックを燃料として使用する際には、いくつかの手順を踏むことで、より安全かつ効果的に利用できます。

乾燥させた牛乳パックを縦に半分に折り、さらに横に半分に折ります。

折った牛乳パックを、縦に折ったときの折り目を奥にして投入口に入れます。
牛乳パックは、1枚のサイズで新聞紙1回分と同じ火力になります。

燃料の種類によって燃焼時間が異なるため、炊飯時間も変わってきます。