先日、徹子の部屋にご出演された浜木綿子さん。
宝塚歌劇団の元娘役トップスターにして大女優の浜木綿子さんと、ドラマ『半沢直樹』の大和田常務役で日本中を熱狂させた香川照之さんは実は親子なんです。
実は、香川照之さんは浜木綿子さんが女手一つで育て上げた、たった一人の長男なんですよ。
この事を知らない方も多かったみたいですので、少し調べたことをお伝えしていきますね。
さぁ、お二人の間にはどんな物語があったのでしょうか。
ぜひ、最後まで読んでみてくださいませ。
浜木綿子さんと香川照之さん、二人の輝かしい経歴
「稀代の大女優」浜木綿子さんと、「東大卒の知性派怪優」香川照之さん。
この二人が実の親子だと知って、SNSでも驚きの声をあげている方も多かったですね。
浜木綿子さんは1935年10月31日生まれで、2025年10月の誕生日で90歳を迎えられます。
宝塚歌劇団の40期生として入団されて、雪組のトップ娘役として活躍。
退団後は東宝現代劇で舞台女優の道を歩まれ、「監察医・室生亜季子」シリーズなどで火曜サスペンス劇場の最多主演を飾るなど、テレビでも絶大な人気を誇られましたよね。
その人生はまさに昭和、平成、令和を駆け抜けた「女の一代記」そのものだといえますね。
一方、香川照之さんは1965年12月7日生まれ。
東京大学文学部社会心理学科を卒業されて、1989年に俳優としてデビューしました。
数々の映画やドラマで助演男優賞を受賞し、その突出した演技力で芸能界に欠かせない存在となっていったんですよね。
さらに香川照之さんは2012年、46歳にして九代目市川中車を襲名し、歌舞伎俳優という異例の道を選ばれます。
正直びっくりしますよね。
40歳越えという年齢もありますし、それまでの経験がない分野に挑戦するなんて一般的な私達では考えもしないことをやってのけましたよね。
実は、輝かしい功績を打ち立ててきたお二人の背景には、歌舞伎界の名門・澤瀉屋(おもだかや)の血が流れていたということも関係していたのかもしれないです。
香川照之さんが46歳で歌舞伎界に入るという「青天の霹靂(へきれき)」の決意に至るまで、浜木綿子さんはどのような苦難を乗り越えてこられたのでしょうか。
浜木綿子さんは離婚していた?
浜木綿子さんは、香川照之さんが3歳の時にご主人と離婚されたのでした。
結婚生活は1965年から1968年までのわずか4年間弱。
香川照之さんが3歳の頃でした。
本当に短い期間だったんですね。
浜木綿子さんは離婚した後には香川照之さんを女手一つで育てることになります。
(実際には母親にも手伝ってもらったことはあるそうです。)
この離婚は、浜木綿子さんの人生において大きな転機となりました。
女優として働きながら子育てをすることになります。
その為に浜木綿子さんは「どんなお役でもいいから」と必死になって働いたと語っていらっしゃいますね。
親として大変共感しますなぁ。
離婚後には香川照之さんの親権を絶対に譲らなかったんですって。
浜木綿子さんは、「一番の宝物をなんとか守ることができた」と当時を振り返って言っていますよね。
そして、香川照之さんを絶対に「鍵っ子」にしたりしないという強い思いもあったそうです。
この決断というものが後に香川照之さんが俳優として大成することに繋がって来たのではないのかと思っています。
さらに香川照之さんが後に歌舞伎界に入っていくという、なんとも劇的な展開につながったといえるのではないでしょうか。
この離婚をきっかけにして浜木綿子さんは舞台やドラマでさらに実力を発揮されて2時間ドラマの女王と呼ばれるほどの地位を確立されていきました。
本当によく出演されていましたよね。
浜木綿子さんの元旦那はだれ?
浜木綿子さんの元旦那様は、歌舞伎俳優の三代目市川猿之助さんなんです。
三代目市川猿之助さんは、後に二代目市川猿翁を名乗られて歌舞伎界の革新者として知られています。
浜木綿子さんは1965年にこの三代目市川猿之助さんとご結婚されて梨園の妻として生活を送っていらっしゃいました。
しかし、三代目市川猿之助さんは、浜木綿子さんとの結婚生活の間にも別の女性、日本舞踊家の藤間紫さん(故人)と深い関係にあったのです。
三代目市川猿之助さんは浜木綿子さんと離婚した後には藤間紫さんと35年間の同棲生活をしています。
そして2000年に正式に再婚をされているのです。
なんと藤間紫さんというのは三代目市川猿之助さんの踊りの師匠の奥様でした。
12歳の時に一目惚れしてしまった女性だったというのです。
浜木綿子さんとの結婚生活というのは短かったですが、お二人の間には長男の香川照之さんが誕生されていたのです。
浜木綿子さんの離婚理由
このように浜木綿子さんが離婚を決断された背景には、前述のご主人の裏切り行為と不誠実な態度がありました。
結婚生活に暗雲が立ち込めたのは昭和41年(1966年)のこと。
三代目市川猿之助さんが大阪に出張していた時、自宅に電話があったのだそうです。
その時に、浜木綿子さんは電話の背後から女性の声が聞こえたらしいのですね。
浜木綿子さんは、三代目市川猿之助さんを問い詰めました。
けれども「いないよ」と嘘をつかれてしまいました。
この嘘を許せなかった浜木綿子さんは、電話を一方的に切ったのだそうです。
その後さらに衝撃的なこともありました。
数日後に帰京された三代目市川猿之助さんは謝罪の言葉を口にすることもなかったといいます。
そして浜木綿子さんには一方的に離婚を切り出されたそうなんですよ。
理由を尋ねても「別れよう」の一点張りだったのだといいます。
当時の三代目市川猿之助さんの気持ちというのは既に藤間紫さんに向いていたのですよね。
三代目市川猿之助さんは香川照之さんが1歳の時には家を出てしまいました。
そして藤間紫さんの元へと移り住んでいるのです。
最終的には浜木綿子さんは離婚を受け入れたのですが、
この時の「息子の親権だけは譲らなかった」という決意には母親としての強い執念と愛情を感じますよね。
浜木綿子さんは香川照之さんをシングルマザーで子育て
浜木綿子さんは、宝塚出身の大女優という華やかなキャリアを持ちながらも、離婚後は香川照之さんを育てるためにシングルマザーとして献身的な努力をしたのでした。
多忙な女優業の傍ら、香川照之さんに寂しい思いをさせていると感じていた浜木綿子さん。
浜木綿子さんは、幼い香川照之さんのために、ある「愛情の儀式」を続けていらっしゃったそうです。
それは、香川照之さんが熱中していた昆虫採集に関することなんです。
浜木綿子さんは、ドラマのロケ先などで時間を見つけては、香川照之さんが喜ぶバッタやカマキリといった虫を捕まえて、自宅に持ち帰られていたのですね。
香川照之さんがそんな昆虫を見て「ニコってする」笑顔を見るのが何よりの楽しみだったと語っていらっしゃいましたね。
忙しくても子供の寂しさを忘れないというのは本当に素敵なお話だと思いますね。
浜木綿子さんはどんなに忙しい時でも、香川照之さんから声をかけられたら「ちょっと待って」とは言わずに子どもを最優先にする「子供ファースト」の姿勢を貫かれていたのでした。
さらに、別れたご主人である三代目市川猿之助さんの悪口というのも一切言わなかったのだそうです。
テレビに映ると「パパ、かっこいいでしょ!」と褒めていらっしゃったというエピソードは、並々ならぬ人間的な強さを物語っていますよね。
浜木綿子さんの現在の生活はどんな感じ?
大女優として波乱万丈の人生を歩んでこられた浜木綿子さんは、2025年10月31日に90歳を迎えられます。
現在は悠々自適な生活を送っていらっしゃるのだそうですね。
高齢ではありますが、独立して生活されているようです。
2016年以降は、年間1か月の座長公演やCM出演を除いては新しいテレビドラマへの出演は控えていらっしゃるようです。
【まとめ】浜木綿子の子供は香川照之!現在の生活と旦那は誰?
宝塚歌劇団の元娘役トップスター・浜木綿子さんと俳優の香川照之さんが実の親子だというのは、意外と知らない人も多いようです。
浜木綿子さんは歌舞伎俳優の三代目市川猿之助さんと結婚しましたが、夫の裏切りにより香川照之さんが3歳の時には離婚。
それでも親権だけは手放さず、母親の手を借りることがあったけれども、女手で息子を育ててこられました。
仕事で忙しくても、昆虫好きの香川照之さんのために撮影先でバッタやカマキリを捕まえて帰ったこともあったそうです。
そんな浜木綿子さんも今年(2025年)90歳、
今は静かに暮らしているとのことです。
これまでのテレビドラマ出演などでは大変楽しい思いをさせていただきました。
これからもご健康で末永く心安らかなお暮らしができることを願っております。
素晴らしい女優さんです。
ありがとうございました。
それではこの辺で。
ここまで読んで頂きまして誠にありがとうございました。
嬉しい楽しい、ついてます。
感謝
泉水善光